部品類や機器の洗浄、脱脂を目的とした生分解性のある洗浄剤。OSHDの基準に合格
BLUEGOLD
bluegold
ブルーゴールドとは
塩素系と同等の洗浄力で、あらゆる金属の脱脂を可能に
油水分離により繰り返し使用が可能なため、処理排水量が大幅に軽減できる水系洗剤。
危険物に該当しないため、法規制に制限されることなく保管可能です。
9つの特長(機能・特性)
Nine features
-
01
無公害性
(BODなし/低COD/無廃液循環システム可能) - 02低毒性・無刺激・生分解性
-
03
不燃性・非危険物
(非引火性) -
04
非塩素系・非ハロゲン系
非芳香族溶剤系(水溶性洗浄剤) - 05防錆性・部材影響への安全性
-
06
経済性
(リサイクル可能) - 07スラッジ抑制性
- 08強力脱脂性・
イオン計汚濁除去性 -
09
EPA(米国環境保健局)
OSHA
基準合格品
ブルーゴールド 洗浄の仕組み
ブルーゴールドは「剥離型洗浄剤」です。
一般的な洗浄メカニズムと異なり、配合されている界面活性剤の曇点を利用し、温度の上昇により
界面活性剤の活性化を休止させ、懸濁化された状態で洗浄するメカニズムです。
洗浄剤の種類について
ブルーゴールドは準水系洗浄剤で、水と溶剤を組み合わせたタイプの水溶性洗浄剤です。(グリコールエーテル系)
水系洗浄剤、非水系洗浄剤/溶剤系洗浄剤などと比べて、様々な導入メリットが見込まれる場合があります
洗浄剤をブルーゴールドに
変えた場合のメリット
廃棄費用低減が
可能
水系洗浄剤
水系(苛性)では処理時スラッジが発生することがある
ブルーゴールド
BlueGoldは剥離洗浄である為、スラッジは発生しない
油分分離可能
使用量コスト削減
準水系洗浄剤
準水系洗浄剤としては、洗浄成分と油分分離が困難
一般的に原液使用が多い為、コスト高い
ブルーゴールド
BlueGoldは油分分離が容易
希釈使用のため、使用量のコントロールができる
設備制限なし
非水系洗浄剤~炭化水素系~
法規制(消防法)に抵触するため、防爆仕様の設備が必要
また、使用製品についても保管に法規制が関係
ブルーゴールド
設備制限はなし。
法規制は水質汚濁法
項目比較表
準水系 |
水系 |
非水系 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
洗浄剤種類 | BLUE GOLD (特殊準水系) |
グリコールエーテル (準水系) |
界面活性剤系 (水系中性洗浄剤) |
苛性アルカリ (水系アルカリ洗浄剤) |
塩素系 | 臭素系 | 活性炭素系 |
主成分 | グリコールエーテル 特殊活性剤+アルカリ剤 |
グリコールエーテル +界面活性剤(2〜10%) |
アニオン性、ノニオン性 界面活性剤 LAS、AE等 |
苛性ソーダ、苛性カリ 等無機アルカリ剤 |
メチレンクロライド、 トリクロロエチレン等 |
ハロゲン化溶剤 1-ブロモプロパン等 |
石油系低揮発溶剤 N-パラフィン系等 |
脱脂力及び 部材影響 |
◎ 剥離脱脂 広範囲の汚れ有効 固形物脱脂可能 広範囲の部材に適用 |
○ 溶解乳化脱脂 イオン系脱脂良好 洗浄時間がかかる 鉄系は発錆びあり不可 |
△ 乳化脱脂 油脂系脱脂に有効 高粘度・固形油脂に不可 鉄系は発錆びあり不可 |
◎ 鹸化反応 広範囲の汚れ有効 部材のアタック性大 非鉄エッチング影響大 |
◎ 溶解脱脂 広範囲の汚れ有効 酸性系配合不可 非鉄のアタック性有り |
◎ 溶解脱脂 石油系脱脂に有効 イオン系、水系不可 樹脂系部材一部付加 |
◎ 溶解脱脂 石油系脱脂に有効 イオン系、水系不可 広範囲の部材に適用 |
洗浄温度 | 加温(60〜70℃) | 加温(60℃) | 加温(30〜50℃) | 加温(60〜80℃) | 常温 ペーパー洗浄は加温 |
常温 ペーパー洗浄は加温 |
常温又は加温 |
洗浄機選択性 | シャワー・スプレー・パプリング 気中・液中ジェット両機可能 揺動・超音波浸漬洗浄 多様な洗浄機に対応可能 |
槽内浸漬洗浄 気中スプレー不可 液中シャワー・超音波 |
槽内浸漬洗浄 超音波・揺動 シャワー・スプレー・パブリングは気泡問題で 不可 |
スプレー・浸漬洗浄 シャワー・パブリング可能 揺動・超音波 |
槽内浸漬洗浄 超音波・ペーパー 密閉設備 チラー設備 |
槽内浸漬洗浄 超音波・ペーパー 密閉設備 チラー設備 |
槽内浸漬洗浄 減圧洗浄効果 揺動・超音波 防爆設備 |
防腐性 (鉄系洗浄) |
◎ すすぎ水1%濃度で 防錆可能 ノンリンス洗浄可 |
△ すすぎ時に発錆 防腐剤必要 |
× 脱脂後発錆 防腐剤必要 |
○ 強アルカリで防腐性 すすぎ水後で発錆 |
○ 残留塩素で発錆する場合がある |
◎ 非水系で発錆なし 残留臭素で発錆する場合がある |
◎ 非水素で発錆なし |
安全性 毒性 (皮膚・経口) |
◎ 低刺激・低毒性 |
△ グリコールエーテルの配合が多く刺激・毒性 |
○ 経口毒性小 |
× 人体影響あり |
× 人体影響あり |
△ 人体影響あり |
△ 経口毒性 |
消防法 危険物及び 貯蔵保管 |
該当なし 不燃性 規制なし |
該当なし 但し水分蒸発可燃性 保管規制あり |
該当なし 不燃性 |
該当なし 不燃性 保管規制あり |
該当なし 不燃性 保管規制あり |
該当なし 不燃性 保管規制あり |
該当 可燃性 保管規制あり |
その他規制 | 水質汚濁防止法 | 水質汚濁防止法 (COD・BOD高い) |
水質汚濁防止法 | 水質汚濁防止法 危険有害物 労働安全衛生法 |
大気汚染防止法 土壌環境基準 労働安全衛生法 |
土壌環境基準 労働安全衛生法 |
配合による 土壌環境基準 労働安全衛生法 |
PRTR | 該当なし | 配合による | 活性剤の種類による | 該当なし 劇物 |
第一種指定物質 発がん性 |
該当なし | 該当なし |
TLV*及び VCO*規制 |
該当なし | 配合による | 配合による | TLVのみ該当 | 該当 | 該当 | 該当 |
産業別用途
航空機産業
- 1.エンジン部品
- 2.航空機器部品
- 3.機内・機外装部品
- 4.計器類部品
- 5.機内・機外メンテナンス洗浄
自動車産業
- 1.エンジン部品
- 2.ブレーキ部品
- 3.計器・パネル部品
- 4.車体シャーシ
- 5.タイヤ・プラスチック部品
- 6.バンパー
- 7.ラジエター
- 8.車検・修理・メンテナンス用ボディー洗浄
超小型電子産業
- 1.コンデンサー
- 2.マイクロチップ部品
- 3.小型モーター
- 4.精密部品
- 5.金属電子部品
- 6.ウエハー・LCD
機械・金属産業
- 1.鉄系・非鉄系機械部品
- 2.鋳造部品
- 3.油圧部品
- 4.切削加工部品
- 5.金属形成部品
- 6.メッキ加工部晶
ゴム・
プラスチック産業
- 1.ゴム形成部品
- 2.ゴムタイヤ
- 3.ゴム靴底
- 4.樹脂射出形成
- 5.樹脂成形部品
- 6.接着剤除去洗浄
射出成形用
シリコーン離型剤代替
- 1.射出成形金型の離型剤として塗布、離型性と洗浄性の両面兼用
- 2.離型剤シリコーンワックスの除去洗浄
宇宙産業
- 1.ロケットエンジン部品
- 2.通信機器・計器・パネル部品
- 3.制御電子部品
- 4.ミサイル機体および部品
原子力産業
- 1.動力部品
- 2.部品メンテナンス用
- 3.循環冷却水設備
その他産業
- 1.食品容器・搬送ケース
- 2.食品加工工場床洗浄
- 3.機内食トレー
- 4.食品製缶
- 5.自転車部品
- 6.塗装前脱脂処理
- 7.メッキ・エッチング処理
- 8.硝子・レンズ・液晶
- 9.ガスタービン部品
- 10.鉄道
- 11.空気・冷却装置部品
- 12.酸素ガスボンベ
- 13.布・衣料品
- 14.医療機器・手術用機器・歯科用機器
その他仕様
適合部材
- ゴム・プラスチック類評価
- 天然ゴム、電気絶縁ゴム、シリコンゴム、ネオプレンゴム、レザー、ビニル樹脂、ノーハイド、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート、ポリスルフォン、ウール、カーペット、ロイヤライト、機内装飾用織地 他
- 金属類評価
- アルミニウム、アルミニウムブロンズ、マグネシウム、銅、銅合金、ニッケル合金、チタニウム合金、カーボン鋼、コバルト合金、鋳鉄、軟鉄、ステンレス 他
- ■低毒性 ■不燃性 ■非腐蝕性 ■防錆効果 ■引火点なし ■リサイクル可能 ■BOD非含有 ■すすぎ不要 ■OSHA(※基準に合格)
※米国労働省職業安全保険局 - ■苛性アルカリ ■有機溶剤 ■トリクロロエタン(TCA)
■ハイドロクロロフロロカーボン(HCFC) ■塩化メチレン ■アセトン
■トリクロロエチレン(TCE) ■フレオン112&113 ■炭化水素 ■トルエン
機能・特性
代替可能な薬品
BLUE GOLD 洗浄システム
ユーザーの皆さまがご満足いただける洗浄システムです
- 洗浄テストで確認できます
- リサイクル洗浄システムで循環使用
- 既設装置の改造にも対応が可能
- 大幅なコストダウンが実現!
よくあるご質問
- Q洗浄テストをすることは可能ですか?
- A 可能です。詳しくはお問い合わせ後、担当営業よりご連絡致します。
- Q商品の入り目を教えて頂けますか?
- A 20L入り目(ポリ容器)、208L入り目(樹脂製ドラム缶)の2種類になります。
- Q昇温設備がありません。使用する事は可能ですか?
- A 可能です。ただし、洗浄性や寿命は下がります。詳しくはお問い合わせ後、担当営業よりご連絡致します。
- Qブルーゴールドの管理方法は難しいですか?
- A
使用方法よって異なりますが、基本的にはpHのみで管理可能です。
詳しくはお問い合わせ後、担当営業よりご連絡致します。