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PROFILE

K.I.(2015年入社)

開発営業部 プロセス技術課 課長代理

入社当時に納入し始めた半導体CMP工程のSlurry ・chemicalの集中供給システムのプロセス検証を担当。その後、SE部門のサポートとして、半導体向けWet装置開発業務におけるプロセス評価・検証業務も担当する。現在は、自社設計製作装置のプロセス検証業務や評価業務を主に担当するほか、世界各国の半導体/FPD向け検査装置や測定機器を紹介・運用提案を行っている。座右の銘は「100%の努力で、120%の対応力を生む」

半導体 薬液供給装置
設計・製造
開発

DEPARTMENT’s VOICE

西村ケミテックに入社したきっかけを教えてください。

大学を卒業した後、様々な技術を習得したく、派遣技術者として3社を経験しました。ある企業へ出向していた際に、このまま派遣を続けるか、正社員として転職するか悩んでいました。派遣先で知り合った先輩にその事を相談したところ、私の目指していた研究開発ができる企業を紹介され、それが西村ケミテックだったのです。元々研究開発職を希望していた私は、営業業務と並行しながら、自社設計製作装置のプロセス開発に携われるというお話を伺い面接を受けることにしました。
あとからお伺いした話ですが、前述の先輩もご自身の会社に私を入社させたいと考えて下さっていたようです。でも、「西村ケミテックのほうが私のスキルを生かせる」とご判断されたとのことでした。
このことをお伺いしたときは、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

派遣技術者としての経験について聞かれました。特に、「薬液を扱った経験があるか」「プロセス検証の業務を行ったことがあるか」といった内容が主だったと思います。当時は、装置の設計や機器の調整は出来ても、「お客様が求める性能を満たしているかどうか」という観点からプロセス検証できるエンジニアが不足していたと聞いています。聞かれる内容から、期待されている事が感じられ嬉しく思ったのを覚えています。

所属する部署の特徴について簡単に説明してください。

私の担当している業務範囲は多岐に渡り、所属部署を超えた仕事を行なっています。

1. システムエンジニアリング部の装置開発に携わり、プロセス開発として貢献しています。
装置は設計・製作・セットアップして終了ではなく、その後に生産でどう使うかも重要になります。
お客様が求める性能を、『西村ケミテックの装置をこう使ったら実現できる』という具体的な条件を見つけていきます。
2. 測定やプロセスの知識を元に、機器の仕様や装置構成の提案をします。
3. 現場に出て、セットアップ時の実機実液検証を行います。
4. その他、海外メーカーの装置、測定機、検査機器、ポンプなど半導体/FPD各工程で使用される設備についても調査・発掘し、国内のお客様へご提案しています。

半導体/FPD業界では中国、韓国、台湾向けを意識した装置も多く、国内のお客様とディスカッションしながら、お客様のご要望にマッチした仕様変更やメーカーへのフィードバック、そして使い方を提案する事で、海外メーカーと国内のお客様の橋渡しをします。
 

業務上、特に重点的に取り組んでいること、重要視していることはありますか?
また、どんなところにやりがいを感じますか?

お客様にとってより良い結果をもたらすと思われるアイディアならば、それまでそのことについて何も言及されていなかったとしても迷わずご提案します。それが私が重要視している営業姿勢です。
私の担当するプロセス開発業務において、より良いプロセス条件や装置の使用方法、あるいは歩留まりや生産向上につながる有効な機器や方法を検証できた際は、お客様のご要望に上がっていなくとも積極的にご提案するようにしています。その結果、想像以上の効果や、想定していなかった用途が見つかることもあり、お客様にさらにご満足いただけます。
半導体業界は、IoT、AI、5Gの市場拡大に伴って、国内外問わず今後も成長が期待されています。
その中で国際的な競争力を保つために、お客様からはコストの低減・生産工程の効率化に対する要望を多く頂きます。その為、難しい制御やプロセス条件、厳しいSpecを要求されることもありますが、それを実現しお客様に満足いただけた時には大きなやりがいを感じます。

薬液供給サービス全体の保守運用 薬液供給サービス全体の保守運用

「この装置はお客様が求めている性能をすべて備えており、正常に稼働する」と証明することが、プロセス開発という仕事の醍醐味。証明結果をわかりやすく丁寧に伝えるコミュニケーション力も求められる。メーカー機能を持つシステムエンジニアリング部にはなくてはならない重要なポジションだ。

今後、業界の変化に合わせてどのように変わっていきたいですか?
あるいはどのようなことを大切にしていきたいと考えていますか?

お客様が私たちに相談をして下さるという事は、それを必要とされているからです。中には、自分よりその業界を長く経験された方から相談を受けることも多くあります。その中で、自分の知識や技術不足で同じ目線でお話を伺うことが出来ないこともあり、もっと学ばなければと感じます。お客様の要求に答えるため、常に学びを得る姿勢は大事にしたいと考えてます。

こちらの事業部に向いている人とは、どのような方でしょうか?

入社して暫くたった頃、お客様の要望を伺ったときに、『それは出来ません』ではなく、『できる方法を考えます』と言って持ち帰ってこいと言われたのが印象的でした。開発は、『出来なかった事』を『出来る事』にする方法を考える事だと思っています。この”考える”事が好きな方はこの業務にピッタリだと思います。

「西村ケミテック」という会社になったつもりで自己PRをどうぞ!

西村ケミテックは表面処理薬品の総合商社として創業し、『顧客満足第一主義』を掲げて発展してきました。そこへ新たに『常に新たな付加価値を創造する』という企業理念が加わりました。扱う製品も増え、メーカー機能としてモノづくりを行う中で、お客様に満足していただき、且つ、自身も成長できる機会も多く得られる会社です。

この部署、この職種への就職を希望する方に一言お願いします。

誰も答えを持っていない問題に対して正解を求められるのが「開発」です。
仮説と実証を繰り返し、お客様の求める最善を導き出す事、一見解答がないように見える問題に対しても、楽しみながら挑んでいけるような人をお待ちしています。

WORK FLOW

薬液供給サービス全体の保守運用 薬液供給サービス全体の保守運用
薬液供給サービス全体の保守運用